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プロバスケットボール界にとって待ち遠しい新リーグ、「Bリーグ」がいよいよ開幕します。45クラブが所属し、今季が新たな幕開けとなりますが北海道札幌市を拠点とするクラブ、レバンガ北海道もB1所属としてプレーします。
このクラブは「レラカムイ北海道」というクラブから悲運だった時代を乗り越え、B1リーグ所属を果たしたのです。選手もブースター(ファン)も喜びはひとしおでしょう。悲願達成までと選手たちの想いをお伝えします。
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レバンガ北海道の悲願達成まで
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レラカムイ北海道の悪夢
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現在のレバンガ北海道は、レラカムイ北海道の歴史の悪かった面も運営の教訓として活かされています。
このレラカムイ北海道は2007年にクラブが発足しています。2009-2010シーズンには日本バスケットボールリーグでは7位となるが、オールジャパンでベスト4という成績を残すなどもあったので、将来に光を見出したと言われていました。
しかしその後、経営悪化や選手・スタッフへの給与支払いへの遅延、除名処分等が起こり、クラブ存続の危機が現実味を帯びました。この間ファン有志によるチーム存続の署名や募金活動といったチーム支援活動が開始され集められた募金は選手に直接手渡されるといったファンの涙ぐましい活動が行われました。
レバンガ北海道の誕生
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ちょうど東日本大震災も発生した時期と重なったこともあり、運営会社が決まらず、キャプテンの折茂武彦が「株式会社北海道バスケットボールクラブ」を設立し、理事長に就任し、異例の選手兼オーナーになるといった形で継承しました。かなりの決断ですよね!
そこからの展開は早く、同じ年に「レバンガ北海道」と新チーム名が発表され、前年度所属のうち折茂を含む7人が新チームに引き続き所属となりました。この2011-2012シーズンは今までの最高順位5位になるのでした。折茂氏は経営も初めてでしたので、「何とかして、クラブを残す」と決意し、選手の給与等は最初自腹を切って払ったそうです。
そして、コツコツとスポンサー探しを行い、現在のクラブ運営が何とか現状維持したそうです。
悲願のB1所属へ
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Bリーグはクラブの運営状態や5,000人集客できる会場を確保などの諸条件により、3部制です。もちろんレバンガ北海道もB1を目指して申請を行いました。発表の第一弾、2015年の7月の1部に参入するチーム発表会見ではクラブ名が呼ばれることはありませんでした。
一瞬「大丈夫かな」といった空気も流れましたが、同年8月29日に残りクラブの発表の際、1部参入が決定したのです。2015-2016シーズンはNBLでのプレー最後の年となりましたが、最初で最後のプレイオフに進出といった成績を残すことも出来ました。
悲願のBリーグ参入が実現し、B1東地区でのプレーが楽しみですね!
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選手たちの拘る想いとは!?
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開幕6000人プロジェクト!
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昨年は開幕に向けて「5,000人プロジェクト」を展開し、見事達成し開幕戦を迎えました。一昨年には開幕戦で5,566人の方々が集まっています。本当に地域ブースターに支えられているクラブといえるでしょう。
プラチナシートは会員価格でも12,000円と高額ですが、選手の熱いプレーが見られること間違いなしですね!開幕前の9月でも地域イベントに選手が参加していることが地域密着の表れではないでしょうか。
北海道生まれの道産子選手に注目!
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昨シーズン、チームを引っ張った道産子選手、多嶋朝飛選手に注目です。素早い身のこなしでのパス回しやロングシュートでの得点を狙う姿はポイントガードの役割をしっかりと果たしています。
もう一人の道産子選手、西川貴之選手は現在伸び盛りと言われています。高いジャンプ力が持ち味で豪快なダンクシュートは見ごたえ十分です。
道産子選手にとって、地元・北海道のファンに優勝報告をしたいと熱望していることは間違いありません!
バスケットボール界のレジェンドが願う事
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現在、オーナー兼選手として活動している折茂武彦選手が何より今季、クラブの成績と共に願っていることはバスケットボール界のメジャーとしての定着化でしょう。折茂選手の今までの成績はBリーグになっても引き継がれます。スーパーシューターとしての最年長得点記録はこれからも要チェックです。
昨シーズンの成績も折茂選手の活躍があったことは言うまでもありません。46歳でBリーグの開幕を迎えますが、1年を通して活躍する姿を期待しましょう!
編集者のまとめ
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レバンガ北海道はかつてクラブ存続の危機を乗り越え、現在があります。その間、地域のブースターの皆さんがいたからこそ乗り越えられたと言っても過言ではありません。このクラブは根強い地域活動を展開していますが、Bリーグでのプレーを地域の方々も楽しみにされているのではないでしょうか?
昨シーズンも今までで最高の結果を残すことが出来ましたが、選手もブースターの方々も「もっと上の結果を!」と望んでいるでしょう。まずは、B1東地区でトップになる必要があります。北海道は屋外スポーツですと雪の影響を受けてしまいますがアリーナスポーツですし、観客も応援に集中出来るといったメリットがあります。
是非、今まで以上に盛り上がって応援したいですね!
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