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アウディのSUVラインナップ、Qモデルの中でもハイパフォーマンスモデルとして初のSモデル「SQ5」が2013年に発売され、3年になろうとしています。現在、日本でも「Qシリーズ」のトップモデルとして2代目となる新型「Q7」が導入されつつあり、本国ではその「Q7」のフラッグシップモデルとなる「SQ7 TDI」が発表されていますが、ディーゼルの対応になっています。
日本はガソリンを使用している車種が多い為、SQ5の人気がまだまだ続きそうですが、実際の市場での評価や燃費等はどの様になっているのでしょうか?SQ5を細かく見ていきたいと思います!
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SQ5を徹底分析する
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SQ5の概要
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*Sモデルとは
Sモデルは1985年に誕生し、WRC、パイクスピーク・ヒルクライム等で世界中のレースで活躍した「アウディ スポーツ クアトロS1」がSモデルの始まりです。ベースモデルとし、高性能かつスポーティーに仕上げているのが特徴です。この「Sモデル」は、アウディの各カテゴリの車種にそれぞれ設定されています。Sモデルの他に「RSモデル」も存在し、Sモデル以上の高性能を発揮すること可能であり、まさにSモデルのスポーツカー版といえます。
*スペックについて
SQ5に搭載されるエンジンは、V型6気筒DOHC スーパーチャージャーのエンジンを搭載しています。このエンジンは、スーパーチャージャーで過給され、最高出力354ps、最大トルクは470Nmを発揮。小型化したスーパーチャージャーをエンジンのVバンク内に配置することで、低重心化を実現しているのが特徴です。ミッションは8速ティプトロニックと組み合わされていて、多段化による高速域での静粛性や低燃費性能、力強い加速性能を実現しています。Q5に比べ、かなりパワフルになっています。
燃費は10.8㎞/L。他モデルと比較すると、3.0LのQ5が11.1㎞/L、2.0LのQ5が12.5㎞/L、Q5ハイブリッドが12.7㎞/Lですので、数字だけを見るとパワフルなSQ5の燃費が一番悪く見えますが、3.0LのQ5との差はわずか0.3㎞/Lです。パワーアップ分を入れれば、燃費は悪くないと言えるでしょう。
*インテリアとエクステリアについて
オプションで装備可能なレザー素材のスポーツシートが特徴的であり、メーターパネルにおいてはホワイトのインジケータやアルミ製の指針を使用するなど、質の高いインテリアがまさにSモデルと言えます。フロントグリルは、プラチナグレーのシングルフレームを採用し、SQ5のエンブレムを大胆に配置。プレステージ性とスポーティさを強調した作りとなっており、フロントマスクからSモデルであることをアピールしたデザインに仕上げられています。
足回りはスポーツサスペンションが装着され、車高は30mmローダウンし、SQ5のエンブレムはアルミホイールのブレーキキャリパー、テールゲート等随所に設置され、ヘッドライトには、LEDストリップライトを使用しテールパイプではオーバル形状のスタイルを取り入れ、スポーティーな印象をエクステリア全体でも表現しています。
*販売価格
日本での販売価格は、799万円(税込)です。
※オプション等は除きます。
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乗ってわかる、Sクラスの違い
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走りの質感でクルマを選びたいという向きならば、アウディには注意すべきと言われている位、SラインよりS、SよりRSと、そのダイナミクスには価格差では測れない大きな違いがあるとされています。では、SクラスのSQ5はどの様な感じなのでしょうか?
例えば上記に述べた燃費です。「Q5でいいのでは」と思われるかもしれないが、Q5とはその多くが別物と乗っていただければ実感できるはずです。なぜなら一番の差はシャシーのセットアップの差です。Q5はこの高剛性のボディに初期作動が柔らかく、奥に向かうほど引き締まるアシを合わせて乗り心地とハンドリングを両立しようとします。しかし、アクセルやステアリングといったインターフェースの初期応答が敏感かつ軽いため、常速域での取り回しに手応え感が比較すると薄く感じられるでしょう。
SQ5はインターフェースの手応えや操作に対する応答の確度が明らかに一段重く、そのフィードバックも一際濃厚です。アクセルの踏みしろに対するスロットルの開き方も線形的で、四肢を路面に掴ませても、その接地感を活き活きと車の側が伝えてきます。普段乗られるとすれば常速域でしょう。この点を踏まえ比較すると、操作と応答の整合性向上がはっきりしていれば、その硬質感は「心地よいもの」として受け止められ、クルマ好きにとってちょうどいいといった評価が多いようです。
新グレードモデル「SQ5ディーゼル」
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2017年に新グレードモデル「SQ5ディーゼル」が登場するという情報が現在あります。現行のグレード「SQ5プラス」よりも機能面においてパワーアップしているらしいとの話もあり、注目されています。
2016年の今年、日本でも販売開始された「Q」シリーズのトップモデル新型「Q7」にも搭載している48Vの電動コンプレッサー(EPC)を設定したターボチャージャー技術を取り入れるとのことで、パワー向上が見込まれています。そして、このEPCが低速域と高速域のターボチャージャーの働きを増やすことで、排ガスエネルギーを不要としながら低回転域で効果を発揮することが出来、どんな運転状況でもアクセルを踏み込んだ場合に瞬間的に反応し、加速性において満足のいく運転が可能となりターボラグを最小限に抑えることが可能となるそうです。
新技術を採用しますので、まだ詳細が気になります。
編集者のまとめ
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高級車の中でも「一部のマニア向け」「カッコよさが最優先」というよりも、SQ5は「ものすごく高級感漂うライフスタイルではなく、気持ちいい毎日を過ごしたい。その為に少しいいものを選びたい」といったコンセプトがピッタリハマる気がしました。最後に少し取り上げましたが、クリーンディーゼル車が少しずつ国産車でも販売はされていますが、電気自動車も含め、環境面の整備の背景もありますので、まだガソリン車の方が需要が多いかと筆者は思います。
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