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人気SUV車の中でも他を圧倒する程の実力を持つ高級スポーツSUVのポルシェのカイエン。「カイエン」シリーズの中でも気になる存在がハイブリッドモデルです。ハイブリッドモデルと聞くと、欧州メーカーはハイブリッドカーが最初発表された際に反応が冷淡な様子だったこともあるだけに最大の注目点は、燃費であるのはいうまでもありません。そして、ポルシェらしさはあるのでしょうか?このカイエンシリーズ・ハイブリッドモデルの燃費についてお伝えします。
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ハイブリッドモデルの燃費はいかに?
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パナメーラSE-ハイブリッドとの比較
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メカニズムはほぼパナメーラS E-ハイブリッドと共通する為、比較されがちです。しかし、カイエンS E-ハイブリッドは駆動方式が4WDとなるほか、リチウムイオンバッテリーの容量も、パナメーラの9.4kWhに対して10.8kWhへと増加しているのが特徴といえるでしょう。これは、同等のエレクトリックモーターの駆動によるゼロエミッション走行を可能にすると同時に、燃費性能やCO2排出量を達成する為の対策といえます。
走りはどうなのか?
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スタート時にはEV走行を行う「Eパワーモード」が自動的に選択される為、静かに、そしてスムーズに加速していく。バッテリーを使い切り、3リットルのV型6気筒スーパーチャージャーエンジンとのハイブリッド走行が始まると、走りはさらにスポーティーで、ハンドリングの正確さやスタビリティの高さは、ほかのポルシェ車と何ら変わることは全くありません。フル加速の際、フロントが浮き上がるような感じがするパナメーラS E-ハイブリッドと違って、こちらはフルタイム4WDだけにトルクが即座に推進力となってクルマを前進させるような感覚得られるのも特徴的です。
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気になる燃費はどうなのか?
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メディア向けの国際ロードテストイベントにて走行テストを行われています。その際、プレミアムSUVでは初となるプラグインハイブリッド車は、総距離4200km以上を走行し、平均燃費では5.6L/100kmを記録しています。最も良かった結果は、1.4L/100kmで、NEDC(欧州の燃費モード)の3.4L/100kmと比べると2L/100kmも少ない結果が出ています。
上記は海外での走行ですが、国内でも走行したデータが公開されています。2名プラス機材等が搭載され、フル充電ではなくエアコンを付けた状態で峠を通る走行を行った結果、トータルでの燃費は8.5km/L、峠で飛ばした際には7.2km/Lといった結果が出ています。筆者としては、国内で実際にユーザーが載る際の条件は後者のデータの方が参考になる気がします。
編集者のまとめ
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今回、燃費のデータについて異なる条件のデータを記載しました。日本国内の場合、バッテリーチャージが出来るところがかなり限られているのがまだまだ現状だと思います。それを考慮しますと、標準モードで走行した場合は燃費の悪化を防ぐ為、バッテリー残量が最低限の状態にあるとき以外は、自動的にエンジンによる再充電は行われないようになっています。郊外の開けた道ではそのためにバッテリーを積極的に充電したい際に、EV走行のみのモードに切り替えられる等のボタンを使用するとエンジンを駆動と充電の両方に使う為に燃費が20%悪化してしまうといったデメリットはややひっかかります。
しかし洗練されたドライブシステムを搭載したことで車両重量が重くなっていても、ステアリングやブレーキング、ハンドリングなどは他のカイエンとほとんど変わらないですし、この燃費は評価できるのではないかと思います。
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