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いよいよBリーグの開幕が近づいてきました!今までバスケットボールに興味がなかった方も「この機会に応援してみようかな」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?Bリーグでは3部制が導入されていますが、今回はB3に参入しているチームについてお伝えします。
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頂点へ駆け上がりそうな注目のB3チームを紹介!!
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B3からB2に昇格するための高いハードルとは
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実はBリーグは3部制ではありますが、B3については「準加盟」という立ち位置になります。Bリーグはライセンス制度を導入していて、まずはライセンスを取得するための体制を整えなければなりません。条件は以下の通りです。
・明確な理念を定めること
・3/31時点でNBL、bjリーグ、NBDL所属チームが対象
・チーム名称は地域名を入れること(企業名は入れてもよい)
・ホームタウンが決定していること(チーム間で重複する場合はリーグが調整する場合も。)
・ホームアリーナ及び練習場を確保していること
・ユースチームを有すること
・ファンクラブ・講演会等の支援組織の整備義務
これは、条件の一部です。申請後、「競技」「施設」「人事体制・組織運営」「法務」「財務」という面について審査されます。
財務については、「3期連続赤字」「債務超過」という事が発生してしまうと、ライセンスを返上しなければなりませんし、「施設」については、アリーナの規模をB1が5000人以上、B2が3000人以上としています。かなりハードルが高い設定ですよね。
これは、Bリーグ創設者の川淵三郎氏がJリーグを創設後、サッカーチームがメインスポンサーを失い、チーム存続の危機が発生した件を考慮し、運営法人であるジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(JPBL)の経営・運用に影響を及ぼすことがないように提案したのではないでしょうか。
クラブはプロのみとしており、選手についてはB1はアマチュア登録は2名まで、B2は5名以上をプロ登録していなければなりません。
その為、今シーズンのB3については、アマチュアクラブ、B2の基準を満たしてはいるが相対評価の結果、B2とならなかったクラブ、B2の基準を満たしていないクラブとなっています。その為「準加盟」クラブの位置づけで、B3については一般社団法人ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)が運用を担当しています。
まずはB2の基準を満たすことと、力量を磨くことがキーとなります。
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埼玉ブロンコス
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こちらは埼玉を拠点として活動するクラブです。元々は、マツダオート東京バスケットボール部から始まりました。実業団リーグが始まりだったという事ですね。bjリーグでは2連勝したこともあります。
埼玉ブロンコス オフィシャルサイト
大塚商会アルファーズ
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こちらも実業団のクラブです。2015-2016シーズンは選手がフィールドゴール成功率第1位、シーズンベスト5を受賞しています。オフィシャルサイトを見る限りですが、選手が現在B3所属と実業団所属とにわかれていますので、B2への参入要件を満たすためにはこの所属を統一しなければなりません。
今季一番痛手がシーズンベスト5を受賞した落合和也選手がリンク栃木ブレックスへ移籍してしまったことです。この穴埋めを出来るかと、チーム全体がボトムアップ出来るかがカギのようです。
大塚商会アルファーズ オフィシャルサイト
東京海上日動ビッグブルー
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第1回日本リーグから参加している老舗クラブです。オフィシャルサイトがないので、最新情報はFBページからになってしまいますが、実業団チームからプロチームへの転向はおそらく考えていないと思われます。
東京海上日動ビッグブルー オフィシャルFacebookページ
東京サンレーヴス
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調布市に拠点を置き、八王子や立川の施設で練習等を行っているクラブです。「ホームタウン」としては東京となっていますが、B1/2に昇格を狙う時には旧・日立サンロッカーズ東京の様に名前変更が必要になるかもしれません。今シーズンを迎えるにあたり、選手の新規獲得に力を入れているようですので、期待したいですね。
東京サンレーヴス オフィシャルサイト
東京八王子トレインズ
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八王子市をホームタウンとするチームです。かなりプロリーグとしてプレーを続けていますので、B1/2への参入条件は早くクリアー出来そうです。2012年に設立して以来、地域密着型の活動等も行っています。現時点では今シーズンのメンバーがサイト上で発表されていませんでしたが、プレーだけではなく、地域のブースターの応援も迫力がありそうです。
東京八王子トレインズ オフィシャルサイト
金沢武士団
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一見見ると不思議なチーム名ですが「かなざわさむらいず」と読みます。こちらは、プロチームとして活動しており、2014年に設立された新しいチームです。2016年に今シーズンに向けて選手やコーチと新規契約を結ぶなど、強さは未知数です。
そして、2016年7月に「B2昇格へ向けて」といったプレスリリースも出していますので、開幕戦からスタートダッシュでしかけてくるのではないでしょうか?
金沢武士団 オフィシャルサイト
アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ 安城
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こちらは実業団チームです。愛知県安城市を拠点としています。90年代後半から00年代初頭にかけて大会優勝の経験がありますが、JBL2では最高2位となっています。今季の試合は新人選手も参戦するようですので、どんなチームに仕上がっているのか楽しみですね。
アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ 安城 オフィシャルサイト
豊田合成スコーピオンズ
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愛知県清須市に練習拠点を構える実業団チームです。選手は外国人選手の獲得もしているのですが、比較的若手が多いのが特徴かもしれません。「企業スポーツ」という事が前提条件になっていますので、B2を狙う事は現時点で考えていないと思われますが、B3の他のチームとも前シーズンに戦っていますので、どの様な試合をするのか見逃せません!
豊田合成スコーピオンズ オフィシャルサイト
ライジングゼファーフクオカ
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こちらは、以前記事でも取り上げた、B2→B1昇格を気合を入れて狙っているクラブです。今までの悔しさもあると思いますが、今シーズンは必ずB2への昇格への足掛かりにしていると思いますので、要チェックです。
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開幕戦間近ですが、新規スタッフ契約も着々と進んでいるようです。本気度がわかります!
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編集者のまとめ
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BリーグのB3チームはBリーグのサイトでは紹介されていない為、せっかく新リーグが注目されているにも関わらず、もったいない感が筆者は感じています。B3チームの中には実業団チームの為か、あまり地域密着をアピールしないチームもありますが、「地域の方々に是非ブースターになってもらいたい」「地域全体で応援してほしい」というチームもあります。
今後昇格の可能性は決してゼロではありませんので、お住いの地域にチームがあれば、是非応援してほしいと思います。