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輸入車と国産車問わず、現在、輸入車の中でも最も種類が多く、最新のモデルが揃っており、人気のクラスでもあるCセグメントの中でもBMWが2013年に登場させたのが「BMW2シリーズ」です。現在は、1シリーズより独立させ2シリーズに加えたクーペ・ガブリオレを含む4モデルのラインナップになり、根強い人気が各モデル共にあります。さて、各モデルの気になる燃費や価格はどのようになっているのでしょうか?各モデルの情報をお伝えします。
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BMW2シリーズの価格と燃費を徹底比較!!
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クーペ
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新たなプレミアム・コンパクト・クーペモデルとして2013年2月に登場した2シリーズクーペ(F22)。2008年に登場し、世界で15万台以上販売した1シリーズクーペの後継モデルにあたります。グレードは2L直列4気筒DOHCツインパワーターボを搭載する220iクーペと、3L直列6気筒DOHCツインパワーターボを搭載するM235iクーペがあり、220iクーペはスポーツとMスポーツ。M235iクーペは8速ATに加えて6速MTもあります。4モデルの内の唯一のFR(後輪駆動)を採用し、BMWの特徴といえる約50:50の理想的な前後重量配分によってスポーティで俊敏なハンドリング性能を実現している点が特徴です。
エンジンについては、エントリーグレードの220iはスポーツ、Mスポーツともに2L直列4気筒DOHCターボで、両モデルともにパドルシフトによるシフトチェンジが可能な8速スポーツATが組み合わされています。上級グレードのM235iにはN55B30Aと呼ばれる3L直列6気筒DOHCターボエンジンを搭載し、ミッションは6速MTと8速ATが組み合わされています。
気になる燃費ですが、220iクーペが16.7km/L、M235iの6MT車が12.0km/L、8AT車が12.5km/Lといった結果が出ています。上級グレードのM235iを実際に試乗するとアクセルペダルを踏み込むと驚くほどなめらかに、しかも力強く前進するほど低回転域での感覚が素晴らしい上力の入れ具合で理想のギアと回転数にしてくれます。この様な点もユーザーからの支持を得ている点でしょう。
ガブリオレ
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2008年に日本に導入され、世界で13万台以上販売した1シリーズカブリオレの後継モデルのが、2015年に登場したプレミアム・コンパクト・4シーターオープンモデルの2シリーズガブリオレ(F23)です。2013年に登場した2シリーズクーペがベースとなっています。ルーフには電動開閉式のソフトトップを採用しており、これは美しいスタイリングを崩さない為と重いメタルトップを搭載することで、重心が高くなることを防いでいます。そして吸音性に優れた素材を採用することで遮音性が大幅に向上しており、先代と比べると室内騒音は半減している点も魅力です。
クーペ同様、約50:50の理想的な前後重量配分に合わせ、前後のタイヤとタイヤの幅を拡大させロードホールディング性が格段にアップしています。グレードは2L直列4気筒DOHCツインパワーターボを搭載する220iカブリオレにスポーツ、ラグジュアリー、Mスポーツと3つのデザインラインがあります。
燃費ですが、220iカブリオレは15.8km/Lとなっています。各グレード共通してN20B20Bという2L直列4気筒DOHCターボのエンジンを搭載しており、0-100km/h加速は約7.5秒という鋭い加速性能を発揮します。全モデルにパドルシフトでシフトチェンジが可能な8速スポーツATが組み合わされ、どんなシーンにおいてもストレスを感じることはありません。ボディサイズは日本の道路事情にもマッチしており、4シーターオープンカーとしてはかなりおススメです。
アクティブツアラー
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今まで異常のより高い室内効率と走行性能を両立させるべく、BMWの伝統とも言えるFRではなく、BMW MINIのF55 / F56をベースにFF(フロントエンジン+前輪駆動)採用車として開発され、2014年に登場しました。BMW初のマルチパーパスヴィークルモデルでもあります。「FF仕様でBMWらしい走りが生み出せるのか」といった声も当初ありましたが、新開発のシャシーとサスペンションで、BMWらしいドライビング感を実現しています。
エンジンに関しては、218iの1.5リッター直列3気筒ターボ、218dの2リッター直列4気筒ディーゼル、225iの2リッター直列4気筒ターボと、BMW MINIと共通とされる3種類のエンジンを採用しています。ミッションは208iおよび218dが6速AT、225iが8速ATとされ、サスペンション等は専用設計の採用によりMINI以上の快適性をもたらした仕様になっています。
燃費については218iスタンダード / スポーツ / ラグジュアリー共に16.8km/L、218dでは22.2km/Lとなっています。BMWに乗り慣れている方がアクティブツアラーに乗ると、後方からのパワーで力強く走るFR仕様とは異なる為、‶違和感”として何か感じるかもしれません。しかしニュートラルな感覚の走りを味わってみると、想像以上に滑らかでスポーティと思われるはずです。必要以上のパワーを要さない日本のカーライフ向きと言えそうです。実際に、ファミリー層に大いに受け入れられています。
そして今年、アクティブツアラーにプラグインハイブリッド車(PHV)が加わりました。基本造形はこれまでのアクティブツアラーから大きな変化はありません。リチウムイオン電池を後席下に搭載する為、40:20:40の3分割可倒機構は残っているものの、他のアクティブツアラーには採用されていた130mmのスライド機構とバックレストの角度調整機構はなくなっています。
1.5リッター直3ターボエンジンで前輪を、88ps/16.8kgmの電気モーターで後輪を駆動するといった3シリーズのPHVとは異なる独自の駆動システムが採用されています。走行状況に応じた自動切り替えと、ドライバーの任意選択の両方により、FF/FR/4WDの3種類の駆動方式をチョイス出来る仕様です。218dや225i xDrive等に8段ATが搭載されているのに対し、「225xe」には218iと同じ6段ATが採用されています。PHVと言うと、一番のネックは充電設備ですが走行モードの切り替えによりガソリンだけでも走れてしまうので、近隣に対する騒音などを気にしている人にも楽しめるモデルでしょう。
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グランツアラー
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2015年に「これまでにない全く新しい価値観を提案するクルマ」として、BMWとしては初めてとなる7人乗りMPV(ミニバン/マルチ・パーパス・ビークル)を登場させました。これがグランツアラー(F46)です。このモデルは先に発表された2シリーズアクティブツアラーに続く、プレミアムコンパクトMPVの第2弾としてだけではありません。日本国内では新車販売の30%をMPVカテゴリーを占めており、このうち「約70%が7人乗り以上のモデルである」という点に着目し、このマーケットに‶プレミアムブランド”ならではの価値観、3列シートによる利便性とクリーンディーゼルエンジンによる優れた経済性、さらにBMWらしい「駆け抜けるよろこび」を体感できるニューモデルを市場に投入したのです。
その為外観は、アクティブツアラーと同様に、ひと目でBMWと分かるデザインや、力強いボンネット上のプレスラインと流れるようなボディラインから力強く張り出すリアのフェンダーが、力強さとスポーティさを強調させるデザインを採用しています。室内はゆとりあるフロントシートと快適性の高い2列目シートに対して、3列目シートは大人が座るには少々窮屈ではあるものの、この3列目シートはすっきり床下収納ができる構造になっています。普段はこのスペースを余裕あるラゲッジルームとして活用すればよいでしょう。
インテリアは室内空間の広がりを強調させるためダッシュパネルからドアパネルにかけ複数の水平ラインを重ねながら空間を分割するといったデザインを採用し、モダンかつプレミアム感漂う雰囲気を作り出しています。また2列目シートは4:2:4の分割可倒式になっており、最長2.6mという長尺物積載も可能ですので様々なニーズに合わせてレイアウトが出来ます。
エンジンは2種のガソリンエンジンと、1種のクリーン・ディーゼルエンジンの3種のエンジンが設定されています。218iには1.5リットル直列3気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、3気筒ならではの軽やかな吹け上がりと自然なレスポンスが特徴です。そして220iには、2リットル直列4気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載させ、パワフルさと低燃費を両立を実現させています。
2シリーズの中で初のクリーン・ディーゼルエンジンは218dグランツアラーに搭載しており、2リットル直列4気筒ツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンは最新のテクノロジーも合わせて採用することにより低速からトルクフルで力強い走りが楽しめます。218iには 6速オートマチック・トランスミッション218dと220iには8速オートマチック・トランスミッションを搭載しています。
そこで気になる燃費ですが、218iが16.5km/L、220iスポーツが15.8km/L(電動パノラマ・ガラス・サンルーフ装備なしの場合)となっており、クリーン・ディーゼルの218dグランツアラーは21.3km/Lです。輸入車クラストップの低燃費と言えるでしょう。走り心地は既存の国産ミニバンとは全く異なり、ステアリングの剛性感や骨太さが楽しめる一台と言えそうです。
各モデル価格一覧
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*クーペ価格*
220iクーペ Sport:8速スポーツA/T 4,650,000円
220iクーペ M Sport:8速スポーツA/T 4,890,000円
M235iクーペ:6速M/T 6,130,000円
M235iクーペ:8速スポーツA/T 6,270,000円
*カブリオレ価格*
220iカブリオレSport:8速スポーツA/T 5,350,000円
220iカブリオレLuxury:8速スポーツA/T 5,540,000円
220iカブリオレM Sport:8速スポーツA/T 5,760,000円
*アクティブツアラー価格*
218iアクティブツアラー:6速A/T 3,420,000円
218iアクティブツアラーLuxury:6速A/T 3,920,000円
218iアクティブツアラーM Sport:6速A/T 3,840,000円
218dアクティブツアラー:8速A/T 3,630,000円
218dアクティブツアラーLuxury:8速A/T 4,130,000円
218dアクティブツアラーM Sport:8速A/T 4,050,000円
225ixDriveアクティブツアラーM Sport:8速スポーツA/T 5,040,000円
225xeアクティブツアラーLuxury:6速A/T 4,880,000円
225xeアクティブツアラーM Sport:6速A/T 5,090,000円
*グランツアラー価格*
218iグランツアラー:6速A/T 3,680,000円
218iグランツアラーLuxury:6速A/T 4,180,000円
218iグランツアラーM Sport:6速A/T 4,140,000円
218dグランツアラー:8速A/T 3,890,000円
218dグランツアラーLuxury:8速A/T 4,390,000円
218dグランツアラーM Sport:8速A/T 4,350,000円
220iグランツアラーSport:8速A/T 4,340,000円
220iグランツアラーLuxury:8速A/T 4,580,000円
220iグランツアラーM Sport:8速A/T 4,620,000円
編集者のまとめ
出典:http://carislife.hatenablog.com/
現在、日本国内ではMPVを見かける機会が本当に多く、個人的には国内メーカーの車種が多い気がしています。しかし、外観のカッコよさだけではわからないインテリアはもとより、エンジンのスペック、乗り心地は選択肢が現在沢山あるからこそ、比較検討が必要かと感じています。人気車種は中古車市場にもなかなか出てきませんが、憧れのBMWの2シリーズですので、検討してもよさそうです。
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