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日本の男子バスケットボール界、悲願だったプロリーグ「Bリーグ」が先日ついに開幕しました!ド派手な演出から始まったスポーツ中継を地上波で観た方の中には、「これがバスケット!?」と思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
日本では地上波でプロバスケットボールが中継されたのは初の試みですし、様々な感想がネット上で上がっています。開幕戦を振り返ってみます。
Bリーグ開幕戦の今だから振り返られる結果と感想
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開幕戦の内容は?
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開幕戦は、初年度B1リーグに所属するアルバルク東京と琉球ゴールデンキングスの試合でした。
この試合のチケットは販売開始後即完売となり、会場の代々木体育館には9132人のブースターが集まりました。試合結果はアルバルク東京が琉球を80-75で勝利する結果でした。
今回、世界初の全面LEDコートを整備し、NHK/BS1とフジテレビが生中継をしました。
バスケット経験者の広瀬アリス・すず姉妹と中村雅俊をし、盛り上げ役として起用し中継の際にも一緒に観戦するといった展開をみせました。
試合前にはE-girls藤井萩花・夏恋の姉妹ユニット・ShuuKaRenが、公式テーマソング「Take-A-Shot! feat. PKCZ(R)」を、史上初の全面床面LEDコートでショウアップされた光のパフォーマンスの中で披露するといった、こちらもド派手な演出が盛り上がりをみせ、会場に華を添えていました。
かなりの気合の入れ方がわかります。
Bリーグ関係者はどのように計画していたのか
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地上波ではフジテレビが中継したこともあり、フジテレビはかなり積極的にBリーグの宣伝活動に力を入れてきました。開幕前の夏に毎年放映されている、「FNS27時間テレビ」でも企画コーナーまで立ち上げ宣伝しました。
この番組内では、最初から最後までバスケ企画をメインで放送しましたが、この企画がちょっとした炎上騒ぎになってしまいました。内容が、「Hey!Say!JUMP」メンバーと一般高校生を含めた27人でバスケットボールを繋いでダンクするというものだったそうです。
しかし、なかなか決まらず、生放送という事もあったのかと思われますが、最後はルールを無視して強引に続行しシュートを決めるといった、バスケファンだけではなく、視聴者全体から「あれはないでしょ」といった批判が多数寄せられたそうです。
これは、Bリーグにとっての宣伝にはならないと筆者も思ってしまいます。
さて、この様に宣伝活動は行ってきた訳ですが、Bリーグ発足に尽力した川淵三郎氏は開幕前に
「初日の視聴率はとにかく2ケタ欲しいよ。15%だな」
と語っていました。
Jリーグ開幕の時代と変化はしているものの、中継された日は祝日の夕方から夜にかけてでしたので、期待したのでしょう。
思わぬ結果とファンの感想
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Bリーグ開幕戦の視聴率ですが、川淵氏の目標に掲げていた視聴率を大きく割ってしまう結果となりました。
何と、平均視聴率が5.3%という、二ケタには遠い数字でした。
これには、「色々理由がある」と言われており、他局で人気番組の最終回スペシャルを行っていた為(こちらは平均14.9%)という要因と、フジテレビではなく他の局であれば、もっと異なった結果だったのではないか、とも言われています。
地上波はこの様な結果でしたが、ネット中継「スポナビライブ」は約300万人が視聴したことが判明しています。
スポーツを観るツールがテレビだけではなくなっていますので、ネットの方がバスケットボール中継を観る層のライフスタイルに合っているのかもしれませんね。
ツイッター上では、
Bリーグって視聴率5パーセントやったんか。。。俺は興味ないけど普通に開幕戦ならめっちゃ注目されてるんかと思った。
— ざわ一るど (@nururitokitaze) September 23, 2016
んー。Bリーグの視聴率が5パーセント台だったけど、あまり気にする必要は無いのかなと思う。これだけネットが普及してるんで動画関係のリピートが問題なんかな。
— 吉原 隆道 (@taka_yoppy) September 23, 2016
昨日のBリーグの開幕戦、年配の方の意見からするとハーフタイムショーがクラブのノリで面白くない、横断歩道をドリブルするやつは迷惑行為でしょ、ですって。確かにね~。 #Bリーグ
— Yusuke Yoshida (@11Y_Yoshi23) September 23, 2016
ζ*'ヮ')ζ<Bリーグの視聴率が5.3%だったらしいけど、個人的には妥当というか今のバスケ人気を考えれば健闘したほうだと思うけどなぁ。
— 黄やよい (@yellow841) September 23, 2016
筆者もテレビがない世帯も多くなってきていますので、確かに地上波の中継の方がお手軽に見られる、広く知って貰える点もありますが、ネットで中継してもらえる方が、「本当に見たい」という方には便利ですよね。
ファンが期待する将来性とは!?
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関係者から上がる心配の声
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開幕早々、「先行きは決して明るくない」という声が関係者の方々からも上がっているそうです。
それは、何より各クラブの資金面だとか。当初、各チームに年間1億円の給付金を出すとなっていましたが、それが5,000万円に下方修正され、更にリーグへの貢献度で給付額を増減すると話が度々変わりました。
企業がバックに付いていれば「絶対に安泰」という訳ではない時代ですが、企業がバックについていないクラブがBリーグには多数あります。
一番の資金源となるチケットを川淵氏は
『各クラブとも3年間は死ぬ気でチケットを売れ。言い訳は許さない』
とはっぱをかけていますが、アリーナは5,000人収容です。
捌ききれないと、本当にクラブ存続の危機になってしまいます。足を運んでくれる事が一番という事ですが、NHKで中継がされない試合もありますので、ここは早急に手を打ってほしいですね。
ファンはどう見ているのか
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実際、開幕戦を観た方の中には、この様な声があがっています。
Bリーグの開幕戦視聴率5.3%だって。これからでしょ。
これを受けて、
また色々考えてくれるはず。#Bリーグ— Kozy (@c_koji) September 23, 2016
https://twitter.com/ryusakumatsuki/status/779358469518262272
https://twitter.com/SHINOON/status/779122492250034176
https://twitter.com/keesato/status/778942817473142788
一部の方々の声ですが、今までバスケットに興味のなかった方も「見てみたい」とファンになりそうな方がいらっしゃいますよね。
「地上波でもっとやって欲しい」という声も多くあります。
筆者の個人的意見ですが、1試合しか民放地上波では放映してもらえないとなってしまうと、最初1試合しか見なかった方はそれっきりになってしまうと思いますので、もったいないとどうしても感じてしまいます。
編集者のまとめ
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開幕したBリーグですが、週末に各クラブの試合が行われており、週末のニュースで試合結果は各局伝えています。
しかし、野球やサッカーの様に中継番組が継続的に放映されることによって、今まで見た事のなかった方も徐々にファンになっていくのではないでしょうか?
今までずっとバスケファンだった方はおそらくCSのスポーツ専門チャンネルやスポナビライブで視聴出来る環境にいらっしゃると思います。
ネットニュースや新聞では迫力間はなかなか伝わってきませんので、新規ファン獲得の為には今からの‶しかけ”が大切なのではないでしょうか。