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数々の名言を残したバスケ漫画のスラムダンク。
この漫画に影響されてバスケ部へ入ったという人も多数いるのではないでしょうか?
マンガの連載とアニメの放送が終了したのは1996年、あの感動的な最終回から20年以上がたちました。
そこで、スラムダンクの最終回をもう一度振り返ってみましょう!
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スラムダンク漫画の最終回にいたるまで
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あらすじ
主人公の桜木花道は、赤い髪に188cmの長身で運動神経抜群の喧嘩っ早い、不良少年。中学三年間で50人の女子生徒に告白するもフラれ続ける。湘北高校入学式で一目ぼれした赤木晴子に勧められ、彼女目当てでバスケットボール部に入部します。
ルールもよくわかっていない全くの初心者で始めたが、地道な練習と強豪との試合を重ねていくうちにバスケットボールの面白さにハマっていく。
夏のインターハイ制覇を目指して、湘北高校が挑んだ神奈川県予選の初戦は、主将兼監督の藤間が率いる翔陽高校と戦い勝ち、牧率いる海南大付属高校(通称海南)に敗れたものの、武里高校、本物の天才仙道や魚住が率いる陵南高校を準優勝で破り、インターハイ出場を果たします。
湘北高校は、インターハイトーナメント1回戦で、大阪府代表の豊玉高校を破り、二回戦で秋田県代表の山王高校と対戦する。
一時は20点近い差を付けられるが、背中の負傷により下がった桜木以外のメンバー、特に流川の活躍で粘りを見せる。
というところで30巻が終わっています。
漫画の最終回
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単行本での最終回は31巻『湘北高校バスケットボール部』です。
山王高校との試合は、前半戦部分はあっというまの印象ですが、後半戦がとても白熱した対戦になりました。
立っているのもつらそうな痛みをこらえながら試合に戻ってきた花道をみて士気が高まる湘北メンバー。
ラスト40秒で1点差の所まで山王高校を追い詰め、宿敵といっていいほどお互い嫌い合っていた花道が流川へパスし逆転、しかし12秒前に深津が点を取り返す。
絶望的かと思いきやまだ諦めない花道が走り出し、戻ってきたボールを流川が花道へパス、花道がシュートを決めてタイムアップのブザーと同時に2点が加わって試合が終了しました。
このあたりはセリフが一切なく、キャラクターの表情だけで臨場感が伝わってきますね。
ブザー後の、流川と桜木のハイタッチは一面で描かれているのがまた感動します。
試合後、雑誌「週刊バスケットボール」の記者である相田弥生と中村によって撮られた集合写真の解説で、山王戦での死闘を制した湘北高校が、3回戦目の愛和学院にボロ負けしたことがわかりました。
夏の大会後、3年生はキャプテンの赤木と小暮は引退、三井だけが残り、新キャプテンを宮城リョータ、マネージャーとして晴子が入ったメンバーで湘北高校は冬の選抜の準備を進めることになりました。
近況を手紙で晴子が送ってくれることに文通と浮かれている花道。
試合後、桜木花道は、背中のケガを治すためにリハビリを海辺の医院で受ける。海辺に座っている花道のもとへ走り込みをしていた流川が「Japan」のユニフォームを見せびらかして走り去る。
今日のリハビリはキツイよ、と発破をかける先生へ愚問だと笑い、いつものセリフ「天才ですから」と振り返って終わります。
本当の最終回
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ここまではみなさんなんとなく覚えているかもしれませんが、単行本や『週刊少年ジャンプ』の連載の最終回の続きをご存知ですか?
実は2004年に、日本国内のスラムダンクの単行本発行部数が1億冊部を突破したことを記念して、全国紙6紙の朝刊一面広告に湘北メンバー6人の描きおろしイラストを掲載しました。そして同年の12月、神奈川県立三崎高等学校の黒板に、作者である井上雄彦が本編終了から10日後のストーリーを描いているんです。題名『10 DAYS AFTER』として晴子が書いた手紙に桜木が返信を送り、それを読むシーンから始まります。
出てきた主要キャラクターの本編終了から10日後が描かれています。
ちょっとネタバレ
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三井が引退せず残った理由は、タブったからではなく大学推薦の為のようです。
朝から安西先生とマネージャーの彩子は走り込みをし、ダイエットといいつつ体力づくりをしているみたいですね。
流川は英語のリスニングを聞きながら自転車をこいでいるのでアメリカへ行く土台を固めているようです。
赤木はバスケがしたい欲でもんもんとして勉強に集中できなくなり、宮城はキャプテンになったことで授業をさぼってリーダーシップや部下育成の本を読みあさっています。
翔陽メンバーも大幅なイメチェン、魚住は引退したにも関わらず毎日練習に顔を出し、逆に仙道は釣りに出て練習をさぼり喝を入れられます。
海南の牧の肌が黒いのは自黒でも、練習焼けでもなく、サーフィン焼けでした。
喫茶店のような所で国体のメンバーを決める話し合いをしている田岡監督と高頭監督。
山王の河田兄弟は仲良く自主練をし、高校No.1プレイヤーと称された沢北は飛行機の中で英会話の練習をしているので、「夏が終わったらオレはアメリカだ」の言葉通り、アメリカへ向かっている最中のようです。
花道のいない桜木軍団の4人組は気が抜けたようにボケーっとしています。高宮の「おめーらもよう・・・自分の何か見つかるといいな・・・」というつぶやきが、白熱した試合や花道のふんばりを応援していた人らしいセリフだと感じますね。
そして場面は花道のリハビリ前になり、晴子からリバウンド王も早く見たいという返信を読んでいるシーンになります。リハビリの先生が桜木を呼び戻し、NBAに日本人初の選手が出たことを伝えます。そこで先生から「ムリだっていうのはいつだってチャレンジしていない奴よね」と名言が出てきます。次に(アメリカに)行くのは俺だという花道に、行けるの?と聞く先生。それに対し、本編の最終回とは逆向きで振り返って、「天才ですから」と答える花道。
新しい段階のリハビリに入ると言っているので、リハビリは順調のようですね。
みんな続編を期待していた
インターハイ優勝校はどこだったのかわからずじまいですが、この黒板をみに3日で5,000人のファンが訪れたそうです。
ジャンプで連載した時には、一部完となっていたため、続編の連載再開を期待する声も大きいですが、作者曰くインターハイの山王戦を最後にして、テンションが高いままで終わらないと、作品が不幸になると答えています。
個人的には山王戦で終わっているので、せめてアニメでも山王戦までやってほしいなと思います。
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アニメと漫画の違い
アニメ最終回はドリームチームと対戦
まずアニメの最終回は、インターハイトーナメントの前で終わっています。
安西先生から一週間でシュート2万本のノルマを出され、猛特訓しもちまえの運動神経と根性で達成します。単行本でいうと、コミックスなら22巻までです。
その後アニメオリジナルのストーリーで、陵南の仙道・魚住・福田、翔陽の藤間・花形、との夢の混成チームと対戦し勝利、花道や湘北メンバー全員が成長しており、チームとしてもベストなコンディションと意気込みでインターハイに挑む、というストーリーで終わっています。
Dr.Tの解説がおもしろい
アニメではDr.T(ドクターティー)というキャラが時々ルールの解説をしています。漫画ではバスケットボールの試合のルールについてマネージャーの彩子や他のキャラが説明していたり、脚注で入っているシーンです。
陵南との練習試合で、花道が相手監督の田岡監督にカンチョーをしたシーンのテクニカルファールの説明をしにきたのが始まりとされています。
井上雄彦本人をデフォルメしているみたいですね。
桜木軍団のバイトシーンの追加
インターハイは広島で行われるため、応援しにいくには交通費がかかります。そのために海の家でアルバイトをする4人の場面がアニメでは追加されています。
漫画ですと、チラッと水戸が晴子にこれからバイトと言っているくらいです。
編集者のまとめ
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いかがでしたでしょうか?
主人公の桜木花道だけでなく周りのキャラクター、対戦相手たち、それぞれがいい味を出しているからこそヒットした作品ですし、その演出が作者の井上雄彦さんは本当に上手ですよね(画力があることはもちろんですが)。
最終回の山王戦の白熱した対戦やその後は、単行本でも良いですが、完全版でぜひ読みかえしていただきたいです。連載していたころのカラーページが追加されてイラストのデザインの綺麗さが相まっておすすめです。
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